私は音痴だ。小学校の遠足でバスの中で歌った際に「えっ、音痴なんだね」とクラスメイトの声が聞こえてきて初めて自覚した。それ以来、人前で歌った事は片手で足りるし、カラオケ店に行った回数も片手で足りる。でも一人でいる時ならその限りではない。車の中でCDを掛けて大声で歌う事もあるので、赤信号で停車した際に隣の車がこちらを見たら、頭のおかしいおばちゃんに思われるだろう。人はよくハミングしてる人を見ると「おっ、何か良い事あった?」とか言うけど、果たしてそれは正しいのだろうか?!時々、夜遅い時間に空を見上げることがあるが、その際ふと口をついて出るのが布施明の「そっとおやすみ」だ。「積木の部屋」がヒットしたのは中学生時代で自分から積極的に聴いていた記憶はあるが、調べてみると「そっとおやすみ」は小学生の頃で積極的に聴いた記憶もない。何故この曲が記憶に残っているのか判然としないのだが、夜空を見ると無意識にこの歌が出てくる。不思議。それから、シンドイなとか理不尽だなと感じることがあると「無縁坂」の一節を心の中でリフレインしてる。さだまさし作詞・作曲の名曲「無縁坂」の<ため息つけばそれで済む 後ろだけは見ちゃだめと 笑ってた白い手はとてもやわらかだった>の部分だ。何か落ち着く。小さい頃「サニー坊や」という歌が好きだったことも覚えているし、中島みゆきやユーミンの失恋歌も好きだった。総じて、暗い歌が好きなようだが、他人から暗いねと言われたことはない。思わず口ずさむ歌に特別な思い出は無い、なのに口をついて出る。どんなメカニズムでハミング(鼻歌)は出るのだろう?効果としては、ストレス解消・脳の活性化だそうだ。気づかないまま、自助努力でストレス解消しているのかな。ちなみに、ハミングは口を閉じながら歌うことで、鼻にかかった小さい声で歌うのは鼻歌だそうです。【ベティ】
ハミングと鼻歌の謎

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