お盆

お盆休みが明け、今日から出社。今日と明日の二日間を出社すれば、また土日の連休。お盆休みは11日~16日まであったので、そこそこの長休みだ。有難い。休み前は家の片付けをするつもりで一人張り切っていたのだが・・・休み前日から知り合いに急用が出来、飼い犬を預かることになった。更に、その方のご母堂様が急逝されて、飼い犬を預かることが延長に。11日は炎天下の中を自宅の墓所掃除に出掛け、12日は白髪染め、13日は墓参と新盆周り。田舎のため、お香典と新盆はセットなので7件を周った。14日~16日は家族の病院の送迎があり(同病院を一日2回か2か所の病院)、結局、片付けの「か」の字も手を付けぬまま長休みが終了した。若い時は、友人と出掛けたりもしたが、今はひたすら自宅で過ごすことが多い。息子夫婦が帰省しなかったので、用事が終われば居間でゴロゴロできたのだが、ゆっくり休んだ感は無い。親しい友人の舅さんの新盆に伺った際、少し話が出来た。彼女は、男三兄弟の家に嫁いだのだが、地元に居るのは彼女のご主人だけ。他のお二人は関東圏に住んでいる。そのせいなのか、それぞれの兄弟の奥さんは新盆なのに実家には来ず、彼女一人の孤軍奮闘だった由。「大変ねえぇ」と、今度慰労のランチをご馳走する約束をして辞去した。地元に居る嫁は、動いて当たり前なのだ。多分、お礼はお姑さんにもご主人にも言われただろうけど、心の底からではないと推察する。春には、納骨式と一年忌もあったはずだから、それも大体は彼女が段取りしたはずだ。今後、色々な仏教的行事が忘れ去られ少なくなると思うが、それは少し淋しいと感じていた。でも、その段取りが地元の嫁だけに負担がいくのも合点がいかないと感じる。お盆とは本来、家族や一族が集まり、ご先祖様や個人様を偲び供養するものとして定着してきたはずだが、現代では様相が変化してきているように感じる。近未来は、失くなってしまうかも(その分、嫁は楽になるのだが、複雑)。

そうそう、その友人から「19日のお施餓鬼で終わり」と聞いた。「お施餓鬼」???初耳だ。ネットで検索してみたら<生前の悪行などにより餓鬼となった霊魂や、無縁仏などの供養されない死者に施しを行う法会>とある。少しでも心配事を取り除いて成仏を祈る、ということなのだろう。これにより、徳を積めると考えられたそうだ。地域や宗派によって異なるらしいが、この年になって初めて聞いた仏教行事だ。今年のお盆は、一つ利口になった。【ベティ】

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