サルスベリ

ここ数年、酷暑・猛暑と呼ぶ暑い暑い夏が続いている。今年は数か所で気温40℃越えが観測され、熱中症警戒アラートが連続して発令。「危険な暑さ。不要不急の外出は避けるように」とのメールが自治体から届いている。まるで、コロナ真っ盛りのときみたいだ。冷房の効いた室内から外に出ただけで、汗が噴き出し止まらない。外で仕事をせざるを得ない方の苦労は、いかばかりか・・・。お大事にしてもらいたい。オリンピック開催の夏としても、熱さを加えている。パリオリンピックも残すところ数日となり、こちらも連日熱い戦いが繰り広げられている。個人的には男子バレーを推していたので、ベスト4に残れなかったのは残念無念。最初2セットを先取して、シーソーゲームのように点を取り合ったのに・・・あと1点というところで泣いた。選手達の悔しさを思えば、冷房の効いた部屋でただ観戦していただけなので申し訳ないのだが、正座して応援させてもらったのに誠に残念だ。このチーム編成で4年後も挑んでもらいたい。

それにも増して、個人的に驚いているのが「百日紅(サルスベリ)」の元気さだ。調べてみると、中国南部原産で世界の熱帯各地に分布する、とある。日本では、小高木の落葉樹で花期は7月~10月と書いてある。耐病性もあり、必要以上に大きくならない為、好まれて庭や公園・街路樹に植えられる、とも。確かに、小学校の庭にもあったし、普段も、其処ここの家庭の庭に1本は植えられているメジャーな木だ。白サルスベリを見て「色が綺麗だな」と思った事は何度かあるが、今まで特に気になる花木では無かった。ところが、今年はこの暑さのせいなのか、何処に咲いている百日紅をみても燃え上がるように咲いているのだ。薄ピンク・紅色・白と円錐状に盛り上がるように花を咲かせ、枝も四方八方に元気よく伸びている。とにかく、何故だか百日紅の花の元気さが目に付いて仕方ないのだ。元々が熱帯性のものなので、今年の酷暑で本来の性質に目覚めたのか?!

昨日は、日向灘が震源地で宮崎に震度6弱の地震が起こった。幸い、津波被害は無かったが、お盆は目の前。夏休みを取って、実家や観光地を訪れる方も増える時期だ。能登半島地震が元旦に起きたように、お盆中に大災害が起こらないとも限らない。この地震により、南海トラフ地震の可能性も大きくなったようだ。地震には慣れている国民だが、震度6や7のような大きな地震が起こらないよう切に祈る。

「花がきれいだ」と思える時間が、長く続いて欲しい。【ベティ】

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