コロナ禍もあったので、帰郷した兄と一緒に父の墓参へ行くのは久しぶりだ。水をたっぷり汲んだバケツ2つを持ち墓石へ。春彼岸以来だが、そこそこ草が生えている。墓地内外の草むしり・周辺の掃き掃除・墓石を雑巾で拭き上げ・線香の燃え残りの処分・花立ての汚れを洗い流し生花を活ける。通常はこれらを一人で行うのだが、兄も手伝ってくれるので仕事が早い早い。夫と来た場合、ずっと傍らに立ち続け線香に火を点ける事のみ手伝ってくれる。二人で行うと、こんなに早く楽に終われるんだと実感した。俳優・石原良純氏の奥様が〈今も根に持ってる2つの事件〉を話していた。1つ目は出産した時に何処に宿泊しているか分からなかった事、2つ目は捨てて欲しいごみを玄関に置いたのに跨いで出掛けた事。何故捨てなかったのか本人に確認したら「自分の親父がそんな事をしてるのを見たことない。だから自分の仕事だとは思わなかった。そうやって育ってしまった」と。なるほど、なるほど。育った家庭環境の差が原因だったのだ。昔の人は「親を見てから結婚しろ」と言ったものだ。ここにも先人の知恵がある。石原氏は「結婚して、石原家が変だったことに気付いたので奥さんの言う事を聞いてる。俺は結婚して成長してる」と話していた。そっかぁ、声を上げて相手が成長するまで根気よく言い続けるって大事なのね。奥様、good job!我が家の場合、もう遅いけど・・・はぁ。【ベティ】
墓参にて

コメント