一組のご夫婦の馴れ初めから現在までを紹介するTV番組を観た。ご夫婦揃って自己肯定感の低い方たちだったそうで、ご主人は小さい頃からHSPで生きづらさをずっと抱えて生きてきて、奥様の方は幼少期の母親の自分への対応で自己肯定感を全く持てずに大きくなったのだとか。奥様はその後ADHDなのも判明して、やっと自分の生きづらさに合点がいったそう。そんな二人が縁あって結婚し、奥様は秘密の実験を始めたのだとか。それは、とにかくご主人を『褒め倒す』こと。例えば、朝寝坊をしたら「疲れた体を労わることが出来て偉いね」と声を掛ける。こんなふうに、全ての行動にマイナスの言葉を浴びせずポジティブな言葉に変換して声掛けを行った結果、ご主人が自信を持ち始め明るくなり行動的になっていったそうなのだ。そんなご主人の変化を真近で見ていくうちに、自分にも同様の変化が訪れたそう。この秘密の実験はご主人には内緒で、今回のTV出演で初めて聞かされたご主人は大層驚かれていた。「褒めてくれるから単純に嬉しかったのに・・・」と。今は、お互いに出来る方が出来る事をやり、楽しく暮らしている姿が紹介されていた（奥様は料理の手順が覚えられないので、専ら食事の用意はご主人）。
「どうして皆が出来ていることが出来ないの」「こんなの常識でしょ」と叱りがちだけど、「大丈夫、繰り返せば出来るよ」「知らなかったら、今覚えられて良かったね」と言葉を変えるだけで、本人の気持ちが軽くなり萎縮せずに挑戦できるのかも？！北風では人の心は溶かせないのね、と改めて感じた。太陽は大事なんだなぁ！子育て中に、見たかったよぉ。今からでも、周囲の人にそんな言葉を掛けられるよう努めてみるかな。【ベティ】
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