新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(こんな言葉から書き出して良いものやら悩むところだが)
元旦は、天赦日と一粒万倍日が重なり目出度い年明けとなるはずだった。これ以上はないと言う開運日ではないか。しかししかし、である。夕方起こった能登半島地震により事態は一変した。こんな大きな地震が元旦から起こるなんて・・・。当初は死者数も少なく報道されており「やはり大津波が人命を奪うのだな」と東日本大震災と比較して考えていたが、徐々に被害の全容が報道されてくると、建物全壊・損壊・道路の地割れや寸断・崖崩れ・孤立地域の拡大・火災発生と悲惨な状況が明らかに。沿岸部では津波も発生し、その後の火災と重なり死者数も増えてきている。津波は地震から1分で到達したとの報道には驚いた。逃げる間も無い、あまりにも早く津波が襲った。倒壊家屋の下敷きになっている方が居るのに助けにも行けない。母親を庇って亡くなってしまった次男の方。買い物に行っている間に地震が起こり、自分以外10人の家族を亡くしてしまった男性の方。声を失うような被災された方の報道が、毎日増え続けている。北陸地方は寒さも厳しく雪も多い。電気と水道が全く届いていないそうなので、更に災害関連死が懸念される。少しでも早く、ライフラインが整った場所に移動できることを願う。
翌日の2日には、海保機と民間機の衝突事故が起こった。「一体、今年はどうなってしまうのか」と暗澹たる思いで報道を見続ける事しか出来なかった。民間機搭乗の方は全員無事に脱出して<18分間の奇跡>として世界からの賞賛が相次いだ。しかし、残念ながら海保機乗員5名の方が亡くなってしまった。心よりご冥福を祈りたい。
飛行機事故は何らかの原因があり、今後予防策を講じることが可能だと思うが、自然災害はそういう訳にはいかない。人間は黙って受け入れるしかない。世界的に多くの紛争が同時進行中で、防衛をいやがうえでも真剣に考える時期にきていると思っていたら、自然災害で日本が壊滅的になる可能性も高い。
被災者の方々にインタビューした声を聴くと、皆さん、大変な目に遭いながらも怒りを露わにする方は居ない。報道の方のお見舞いの言葉にお礼を述べる。「前を向きます」「頑張ります」等々。日本人て偉い、と思った。どうか早く系統だった救いの手を。暖かい部屋といつでもトイレに行けてお風呂に入れて、温かい食べ物が口にできますよう!【ベティ】
コメント