グラスコートS

  • インクジェット出力面の保護
  • 超耐候性!
  • 弊社製品テストで3倍の長持ち!

  • グラスコート S フッ素フィルム

    フィルム形状
    • 1) 巾 1,080mm×長さ 50m ロール紙
    • 2) フィルム厚 : 30 ミクロン
    • 3) リケイ紙に対して外巻き

    基幹フィルム : ポリフッ化ビニリデン(PVDF)
    • 1) PVDF は F-C-F(フッ素原子2つ)結合を持つポリマーである。
    • 2) PVDF はそれ自体フィルムである。
    • 3) しかし、フッ素樹脂フィルムは、ゴム弾性に乏しく外力に対して破れ易い。
    • 4) 更に、その特製(不活性)から、加工性が極めて悪いという特性がある。
    •   注) フッ素樹脂には、この他に下記のものがある。
    •     (1) ポリ四フッ化エチレン
    •     (2) ポリ三フッ化塩化エチレン
    •     (3) ポリ一フッ化ビニール(=DuPond:テドラー)

    グラスコート NF の構造
    • このフィルムは下記の材料による「2層の複合フィルム」である。
    •   基材層 : アクリル樹脂
    •   表面外層: 5 ミクロン PVDF
    •     注1:この PVDF には、相溶性がよく長寿命の紫外線吸収剤が均一に分散させてある。
    •     注2:2層の接着性は強く、経年後でも人為的剥離はできない。
    • 「2層の複合フィルム」にする目的は表面外層
    •     (1) 加工性をよくする。
    •     (2) 接着剤なしで、塩ビシートへの熱接着を可能にする。

    特長
    • 1) 表面が不活性のため、防汚性に優れる。
    • 2) 紫外線吸収剤が入っているので、対候性に優れている。
    • 3) 耐摩耗性が優れているので、ナイロンには劣るものの、アクリル樹脂・ポリカーボネートより優れている。
    • 4) 耐薬品性に優れているので、アセトン・ケトンを除き、溶剤には長期に安定。強酸・強アルカリ・塩素ガス・亜硫酸ガスにも強い。
    • 5) 臨界表面張力が小さいので、メタノールなど 250dyne/cm 以下の液体でないと、濡らすことができない。(防汚性に優れる)

    光沢度および色差測定結果

    光沢度 初期 UV照射
    100h後
    UV照射
    200h後
    UV照射
    300h後
    UV照射
    400h後
    UV照射
    500h後
    ①転写のみ 緑 9.6 11.5 7.2 3.1 2.1 2.6
    ①転写のみ 白 3.2 2.2 0.4 2.9 3.0 3.1
    ②転写+表GK-S 緑 50.3 52.1 54.4 53.3 49.1 41.0
    ②転写+表GK-S 白 38.3 44.4 47.9 49.6 49.2 49.2
    ③転写+表裏GK-S 緑 49.6 53.5 54.9 55.3 54.1 54.5
    ③転写+表裏GK-S 白 40.8 45.5 49.0 50.1 50.4 50.2
    L 初期 UV照射
    100h後
    UV照射
    200h後
    UV照射
    300h後
    UV照射
    400h後
    UV照射
    500h後
    ①転写のみ 緑 20.8 20.7 21.5 22.3 23.0 22.1
    ①転写のみ 白 40.4 29.9 23.7 22.4 21.9 21.7
    ②転写+表GK-S 緑 20.9 20.6 20.8 20.8 20.8 20.4
    ②転写+表GK-S 白 39.6 39.5 39.4 33.6 26.6 22.4
    ③転写+表裏GK-S 緑 20.8 20.4 20.5 20.6 20.4 20.1
    ③転写+表裏GK-S 白 39.6 39.6 38.5 30.6 25.0 23.1
    a 初期 UV照射
    100h後
    UV照射
    200h後
    UV照射
    300h後
    UV照射
    400h後
    UV照射
    500h後
    ①転写のみ 緑 -5.9 -7.0 -6.6 -7.1 -7.1 -5.4
    ①転写のみ 白 1.5 1.1 3.1 2.7 2.6 2.4
    ②転写+表GK-S 緑 -6.3 -7.2 -6.7 -6.6 -6.3 -5.4
    ②転写+表GK-S 白 1.1 0.2 0.4 0.7 2.3 2.5
    ③転写+表裏GK-S 緑 -5.9 -6.9 -6.2 -6.3 -5.5 -4.7
    ③転写+表裏GK-S 白 1.2 0.2 0.0 1.7 2.6 2.8
    b 初期 UV照射
    100h後
    UV照射
    200h後
    UV照射
    300h後
    UV照射
    400h後
    UV照射
    500h後
    ①転写のみ 緑 3.9 4.3 3.5 3.4 2.8 2.9
    ①転写のみ 白 -6.4 8.2 6.6 5.2 4.7 4.4
    ②転写+表GK-S 緑 4.1 4.6 4.2 4.2 4.2 4.1
    ②転写+表GK-S 白 -5.6 -3.7 -3.8 5.7 8.0 6.4
    ③転写+表裏GK-S 緑 3.9 4.4 4.0 4.1 4.0 4.0
    ③転写+表裏GK-S 白 -5.5 -3.7 0.1 7.3 7.8 7.1
    YI 初期 UV照射
    100h後
    UV照射
    200h後
    UV照射
    300h後
    UV照射
    400h後
    UV照射
    500h後
    ①転写のみ 緑 13.5 13.1 6.9 4.3 -0.4 6.0
    ①転写のみ 白 -25.7 51.8 59.2 50.5 47.1 44.1
    ②転写+表GK-S 緑 13.4 15.2 12.9 13.5 -6.3 17.6
    ②転写+表GK-S 白 -23.1 -16.3 -16.2 32.0 60.1 59.7
    ③転写+表裏GK-S 緑 13.7 15.1 13.4 14.0 16.3 18.7
    ③転写+表裏GK-S 白 -22.7 -15.9 0.8 47.0 63.3 63.9

    UV照射後の外観

    初期 UV照射
    100h後
    UV照射
    200h後
    UV照射
    300h後
    UV照射
    400h後
    UV照射
    500h後
    ①転写のみ
    ②転写+表GK-S
    ③転写+表裏GK-S

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